
🪴はじめに
「手口ふきとおしりふきって、何が違うの?」
「どっちも似たようなウェットティッシュだから併用しても大丈夫?」
「手や口に“おしりふき”を使って良いのか不安…」
赤ちゃんのお世話をしていると、
“ウェットティッシュ問題” はほとんどのママが一度は迷うポイントです。
実は、
手口ふきとおしりふきには明確な違いがあり、使い分けには理由があります。
この記事では、
- 手口ふきとおしりふきの違い
- 併用していいのか?
- 成分・安全性のポイント
- 月齢別での使い方
- 外出時に役立つ使い分けのコツ
を、やさしい言葉でしっかり解説します🌼
まず、最も大事な要点から整理します。
手口ふきとおしりふきは併用できる?

手口は手口、おしりはおしりで分けるのが◎
基本的に、手や口には“手口ふき”を使うべき。おしりふきを手口に使うのは推奨されません。
手口ふきとおしりふきは成分が違う!
手口ふきとおしりふきは、
想定されている用途・成分・基準がまったく違う ためです。
- 手口ふき → 口に入ることを前提にした食品レベルの基準
- おしりふき → 肌の汚れ落としを目的にした日用品基準
同じ「赤ちゃん用ウェットティッシュ」でも作られ方が違います。
特に口周りは“吸収率の高い粘膜”なので、
安全基準が厳しい「手口ふき」が適しています。
【具体例】
- 手口ふきは「食品添加物から選ばれた成分」で作られる
- おしりふきは“便の汚れ落とし”が目的で、洗浄成分が強め
- 赤ちゃんの口周りは荒れやすく、刺激に弱い
- おしりふきを口に使うと、唇や口周りが赤くなる例も多い
まとめ
併用はしないのが基本。
ただし“手に軽く使う程度”なら問題ないことが多いので、後半で安心のラインも解説します。
手口ふきとは?
手口ふきは“赤ちゃんが口に入れても安全” を前提に作られています。
● 食品レベルの成分が基準
多くの場合、
- 精製水
- 食品添加物レベルのクエン酸
- 保湿のためのグリセリン(食品用のもの)
など、飲み込んでも問題ない成分だけ。
● 使える場所
- 手
- 口周り
- 顔全体
- 離乳食のときの口拭き
- おもちゃの拭き取り
「赤ちゃんの生活圏すべて」に使えるのが特徴です。
おしりふきとは?(基礎知識)
おしりふきは“おむつ替え用の強い味方”。
● 目的がまったく違う
- 便・尿の汚れ落とし
- おむつかぶれを避けるためのスムーズな清浄
- 摩擦と汚れの残留を減らす
となるため、
汚れ落としに特化した成分バランスになっています。
● 成分は日用品基準
刺激は少ないものの、
“食品レベル”ではありません。
● 使える場所
- おしり
- 股
- 肌の汚れ(手足など)
手口ふきとおしりふきの違いをまとめると?
| 種類 | 主な用途 | 成分の基準 | 刺激の強さ | 口周りへの使用 |
|---|---|---|---|---|
| 手口ふき | 手・口・顔・おもちゃ | 食品添加物レベル | とても低い | ◎ 安全 |
| おしりふき | おむつ替え(便・尿) | 日用品レベル | 低いが口用ではない | ✕ 基本不可 |
明確な違い
- 安全基準が違う(ここが最大のポイント)
- 目的が違う
- 成分が違う
そのため、完全に“同じもの”ではありません。
おしりふきを手や口に使っても大丈夫?(安全ラインを分かりやすく)
● 結論:口周りにはNG
→ 粘膜は刺激に弱く、荒れやすい。
● 手だけなら「一時的にはOK」
外出先で手口ふきがないときに
“応急処置的に手だけ拭く” のは現実的に問題ありません。
ただし、
- その手で口に入れる
- 指しゃぶり期
- 食事前後
こうした状況では避けるほうが安心です。
● 顔・口周りは絶対に避けたい
肌荒れ・乾燥・赤みなどのトラブルが起きやすい部位です。
月齢別の使い分け(いつから何を使う?)
● 新生児〜生後3ヶ月
→ 手口ふき必須。
口周りの肌が薄く刺激に弱い。
● 生後4〜8ヶ月(なんでも口に入れる時期)
→ “食品レベル”の手口ふきが安全。
指しゃぶりも多いため、おしりふき併用はおすすめしない。
● 生後9ヶ月以降
→ 手に軽く使う程度ならOK。
それでも口周りは手口ふき推奨。
外出時に使い分けるコツ(ママたちのリアルな工夫)
- 手口ふきは1パック必ず持ち歩く(外出時最優先)
- おしりふきは大判で汚れ落としに最強なので、身体の汚れ用に使える
- 食事中は100%手口ふきを使用
- できれば「ノンアルコール・無香料」を選ぶと安心
よくある質問(Q&A)
Q:おしりふきを口周りに使ってしまった!どうすれば?
A:水で拭き直す or 何もせず保湿して様子見でOK。刺激が残る可能性はあるが、大きな問題ではありません。
Q:手口ふきでおしりを拭いても良い?
A:問題はありませんが、汚れ落とし能力は弱いです。
Q:手口ふきは毎日使いすぎても大丈夫?
A:基本OK。ただ乾燥しやすい肌の子は保湿をセットに。
Q:アルコール入りはよくない?
A:赤ちゃんには“ノンアルコール・無香料”が安全。
まとめ
手口ふきとおしりふきは似ているようで“作られ方がまったく違う”ため、
基本は手口ふき:口・手・顔
おしりふき:おむつ替え
と使い分けるのがベストです。
- 口 → 必ず手口ふき
- 手 → 基本は手口ふき、緊急ならおしりふきOK
- 顔 → 手口ふき
- おしり → おしりふき
このルールだけ覚えておけば安心です🌼

