🍼 はじめに｜「うちの子、足りてる？」と悩むのは当たり前

新生児期〜生後6か月頃までは、
赤ちゃんの体の成長ペースがとにかく早く、
授乳量が足りているのか？飲ませすぎ？
と悩むママ・パパはとても多いです。

この記事では、

✔ 月齢別の授乳量の目安
✔ 母乳とミルクの違い（量・間隔）
✔ 新生児〜生後半年までの「足りているサイン」
✔ 飲みすぎ・飲まなすぎの見極め方

を、やさしくわかりやすくまとめました。

【関連記事】
・【選択】粉ミルクと母乳の違いは？メリット・デメリット徹底比較｜どっちが良いのか迷うママへ
・母乳はいつまで増える？どこまで頑張るべき？｜出ない時・出すぎる時のケアと心の整え方

🍼 月齢別：授乳量の目安一覧

まずはざっくり「月齢別にどれくらい飲むか？」の目安から。

新生児（生後0〜1か月）

⬛ 母乳の場合

1回：5〜30ml → 徐々に増える
授乳回数：1日10〜15回（ほぼ飲み放題）

この時期はまだ胃が小さく、
「欲しがる＝あげる」でOK。
間隔はバラバラで大丈夫、むしろ正常です。

⬛ ミルクの場合

1回：40〜80ml
3時間おきに8回ほど

生後1週間あたりから少しずつ増え、
最終的に100ml程度飲む子もいます。

生後1〜2か月

母乳

1回：60〜100ml程度（目安）
回数：8〜10回くらい

母乳は赤ちゃんの飲む量が見えないため、
授乳後に満足して眠る・機嫌が良いが判断材料。

ミルク

1回：100〜140ml
間隔：3〜4時間ごと
回数：6〜8回

生後3〜4か月

母乳

1回：100〜150ml（推定）
回数：6〜8回
夜間授乳が減りやすい時期。

ミルク

1回：140〜200ml
回数：5〜6回

この頃は一度に飲める量が増え、
授乳間隔も4時間ほど空きます。

生後5〜6か月

離乳食スタートの時期。

母乳

1回：飲めるだけOK
回数：5〜7回
離乳食開始後も 母乳は主食扱い。

ミルク

1回：180〜220ml
回数：4〜5回

離乳食が始まっても、
ミルクの量を急に減らす必要はありません。

👶 母乳とミルクの違いって何？

母乳は「量より回数」で調整する飲み方

母乳は消化が早く、
お腹がすきやすいという特徴があります。

飲む量は赤ちゃんによってバラバラ
欲しがるだけ飲ませる（頻回授乳）でOK
飲みムラが出ても“正常”なことが多い

母乳の量は測りにくいため、
“赤ちゃんのサイン”で判断します。

ミルクは「量が見える」ので調整しやすい

ミルクは腹持ちが良く、
授乳間隔が安定しやすいのが特徴。

量が明確にわかる
飲みすぎる子が多い
便秘気味になりやすいことも

ミルク育児の場合は、
目安量＋赤ちゃんの様子で調整してください。

🍼 「ちゃんと飲めてる？」足りているサイン

足りている子の共通ポイント

授乳後にご機嫌
1日6〜10回ほどおしっこが出ている
うんちが適度に出ている（回数は個性）
体重が週に100〜200g増えている
おっぱい後に落ち着いて眠る

この条件が揃うなら「ほぼ足りてる」と考えてOK。

逆に“足りていないかも”のサイン

母乳の後もずっと泣いている
授乳間隔が短すぎる（30分おきなど）
おしっこが明らかに少ない
体重の増え方がゆるい
ぐったりしている・眠りが浅い

この場合は、
助産師さん・小児科に相談して早めにチェックしてもらいましょう。

🍼 新生児期の「飲まない」「飲みすぎ」問題

飲まない原因と対処

よくある原因：

まだ吸う力が弱い（新生児あるある）
眠気が強い
哺乳瓶の乳首が合っていない
げっぷが残っている
授乳姿勢がしんどい

対策としては、

乳首のサイズを変更（S→SSなど）
げっぷをしっかり出す
授乳前にオムツ交換で少し起こす
授乳姿勢を変える（縦抱き、フットボール抱きなど）

飲みすぎの場合

ミルクは飲みすぎやすい傾向があります。

授乳間隔が短すぎる
泣く＝お腹がすいた、で全部飲ませてしまう
哺乳瓶の乳首が大きい

→ 飲みすぎると 吐き戻し・げっぷが出にくい・便秘 の原因に。

3時間ほど間隔を空け、量が多ければ10〜20ml減らして様子を見ると改善しやすいです。

🍼 よくある質問

Q. 母乳とミルクの混合はどうすればいい？

おすすめは、

母乳（飲めるだけ） → 足りない分をミルクで補う
夜はミルクで腹持ちを良くする

など、生活に合わせてOK。

Q. 授乳感覚がバラバラだけど大丈夫？

新生児期は バラバラが普通。
むしろ、一定間隔の方が珍しいです。
ある程度時期を経てくると生活リズムが整うので、時間も安定してきます。

Q. 生後3か月なのに飲む量が減った

“遊び飲み”の時期かもしれません。
一時的なので心配しすぎなくてOK。

🌙 まとめ｜赤ちゃんの授乳量は“個性”。目安とサインを使って安心ケア

授乳量には幅があり、
目安はあくまで目安。赤ちゃんによって違ってOKです。

新生児〜2か月：小まめに飲む
3〜4か月：1回量が増えて間隔が空く
5〜6か月：離乳食が始まっても授乳は必要
母乳は「回数」、ミルクは「量」で調整
足りているサイン（おしっこ・体重・機嫌）を必ず見る

あなたのお家のペースで大丈夫。

不安があれば、助産師さん・小児科に気軽に相談してくださいね。